2020年09月06日
映画ひまわり/50周年HDレストア版/8月22日観賞

ひまわりは日本はもとより本国のイタリアでもオリジナルネガが消失、最新技術を駆使してオリジナルに近い仕上がりでスクリーンに帰ってきました。
主人公がソ連戦線で行方不明になりヒロインがソ連まで探しに行き駅で再会、言葉を交わすこともなくヒロインが列車に乗った場面と主人公がヒロインを忘れられずイタリアに行くのを認めた妻の心中を想像すると心が痛くなりました。
主人公が毛皮をお土産に買おうとして高かった場面や娼婦宿からヒロインに電話して1度は着られながらも繋がった場面は感動的でした。
ヒロインも主人公も国境を越えて会いに行くことはいろいろな意味で大変だったと思います。
甘美なテーマソングや美しいひまわりの映像、戦争で引き裂かれた愛など後世に語り継ぎたい名作で観て良かったです。
2020年06月25日
シェルブールの雨傘/長野ロキシーで6月20日観賞

6月20日からシェルブールの雨傘が上映されたので観賞に行きました。
舞台は1957年、アルジェリア戦争真っ只中のフランスで二十歳の自動車整備工ギイと17歳のジュヌヴィエーヴは結婚を考えている若い恋人同士でした。
ギイは病身の伯母と暮らしジュヌヴィエーヴは雨傘店を営む母親と暮らしていました。
ジュヌヴィエーヴの母親は若すぎることで結婚に反対、 間もなくギイに兵役の招集が来て2人は離れ離れになりました。
その頃ジュヌヴィエーヴの母親が経営するお店に巨額な納税通知書が届き支払いに悩んでいました。
母親は宝石を売り資金を得ようとしますが話がうまく進みません。その場にいた宝石商が心配してくれ納税の問題は解決しました。
宝石商はジュヌヴィエーヴの力になりたいと求婚しますがジュヌヴィエーヴはギイとの子供を身籠もっていました。宝石商は自分の子供として育てたい…と言いジュヌヴィエーヴは心が揺れるのでしたが…
音楽が洗練されているのと全編ミュージック基調で見応えがありました。
エピローグの場面、2人の再会の場面に思わず泣いてしまいました。
しばらく座席から立てずにコロナウイルスの影響で座席の間隔が広くて人に見られずに助かりました。
この後城山動物園に行こうと思いましたが余韻に浸りたくて諦めました。
6月7日にイトーヨーカドー長野店が閉店しました。劇中ギイが兵役から祈願してジュヌヴィエーヴの母親が経営する雨傘店に行ったら経営者が変わりギイは邪魔だ!と追い払われました。
お店が閉店するとはこういうこと何だと哀しくなりました。イトーヨーカドーロスになっている僕には心に響いた場面でした。
100年の歴史のある長野ロキシーさんで名画を観るのは味わい深いと感じました。
令和になっても色褪せることない素晴らしい映画を観れ幸せでした。